鍵の歴史

鍵の歴史は大変古く、西洋では最古のものはエジプト錠と呼ばれる木製のものだ。 紀元前2000年頃には存在していたと言われている。 エジプト錠が誕生する以前は、紐を複雑な形で結んでその代わりとしていたらしい。 中世には城門の鍵が都市の象徴とされており、その名残りで現在でも 姉妹都市提携の際には鍵の交換という儀式が行われている。 金属製の平たいものは、20世紀初頭から登場し、複製できる機械が登場したことにより、容易に複製できるようになった。 複製禁止の鍵と称される鍵があるが、単に「do not duplicate」と刻まれているだけで実際に複製を抑制する効果はあまりないように思われる。 実際に複製しにくいと思われるのは制限付きの鍵と呼ばれるもので、 こちらは複製しようとすると鍵屋で身分証の提示を求められる。

古くから日本にある南京錠。 こちらはなぜ南京と名前がついているのかというと、海外から伝わった「小さい」「珍しい」という意味でそう呼ばれるようになったのであり、南京市とは関係がないらしい。 江戸時代初期にはすでに存在していた。 同じく江戸時代に存在していたものに和錠というものがある。 当時は知恵の輪のようなもの、金箔が張られたものや梅と鶯が 描かれた芸術的なもの、仕掛けを解かないと鍵穴が見つからないものなど様々な種類のものが存在した。 こちらは現在では普及しておらず、限られたコレクターに珍重されている。 現在、普及しているものの中で画期的なのはカードキーだろう。 クレジットカードや運転免許証などと同じサイズで、物理的または デジタルの署名が格納されており、ホテルではこれを鍵として使用している所も多い。